ひょうごもち麦プロジェクト:地域と人をつなぐ取り組み
「ひょうごもち麦プロジェクト」は、生産者さんと地域の人たちをつなげる地産地消(県産県消)プロジェクトです。
ひょうごで育てたおいしいもち麦「キラリモチ」が日々の主食になじみ、未来につながる日本の農業と皆様の健康を応援します。
1.マルヤナギ小倉屋ともち麦栽培
マルヤナギが日本で初めて開発し2004年に発売した「蒸し大豆」は、今や70億円の市場規模にまで成長しました。
2013年、この「蒸し」という製造技術を生かして次に取り組んだ素材がもち麦です。
当時、国内に出回るもち麦は海外産が主流。
そこで、おいしくて安全安心な国産もち麦を作ろうと2016年に農研機構から種を分けていただき、国産もち麦の栽培がはじまりました。
2.加東市産のもち麦の特徴
温暖な気候と豊かな土壌に恵まれた加東市は、日本を代表する酒米「山田錦」の産地として有名です。
この山田錦の裏作として栽培されるもち麦としてマルヤナギが選んだ品種「キラリモチ」は麦臭さや炊飯後の褐変が少ないのが特徴ですが、米どころ加東の豊かな土壌で育ったもち麦は特に粒が大きく食味が良いことから、お子様からご年配の方までおいしく召し上がっていただけると好評です。
3.もち麦の用途を広げる活動
多くの食物繊維を含むもち麦は、現代人の食物繊維不足を補うという意味で、ぜひ毎日食べてほしい食品です。
食べ方でなじみ深いのはもち麦ごはんですが、日本人の食生活はここ数十年で大きく変化し、減ってきたご飯食の代わりに増えてきているのがパンや麺類。
そこで、もち麦を粉にしてパンや麺類に混ぜて食べてもらうことに取り組み始めました。
これが、ひょうごもち麦プロジェクトの出発点です。
4.ひょうごもち麦プロジェクトの今後
北播磨で栽培されたもち麦キラリモチが、県内の様々な人たちの技術によって商品化され、県内各所に設置された「ひょうごもち麦コーナー」等を通じて紹介されることで、県民の健康意識が高まり、県産県消が進んでゆくと共に食物繊維の摂取量が増え、ひいてはみなさんの健康が増進されてゆくことを目指しています。
また、これらもち麦食の普及が農業振興、地域活性化につながることを願っています。