「兵庫育ちのもち麦」が兵庫県認証食品“ひょうご安心ブランド”認証を取得
マルヤナギがJA みのりと協働で栽培する「北播磨のもち麦キラリモチ」を使用したもち麦精麦商品「兵庫育ちのもち麦」全4品(兵庫育ちのもち麦 350g、1kg、2kg、5kg)が、兵庫県認証食品として「ひょうご安心ブランド」を認証取得しました。
1. 兵庫県認証食品「ひょうご安心ブランド」とは
兵庫県では、県産の農林水産物及びこれらを主原料として県内で製造された加工食品で、安全・安心、個性・特長がある食品を「兵庫県認証食品」として認証しています。
この兵庫県認証食品には、「ひょうご推奨ブランド」と、より厳しい基準をクリアした「ひょうご安心ブランド」の2種類のブランドがあります。
現在認証されている食品は 2,396食品ありますが、そのうち、「ひょうご安心ブランド」を取得している加工食品は「兵庫育ちのもち麦」4品を含め30品です。(2023年11月時点)
「兵庫育ちのもち麦」認証概要
<認証商品>
・兵庫育ちのもち麦 350g
・兵庫育ちのもち麦 1kg
・兵庫育ちのもち麦 2kg
・兵庫育ちのもち麦 5kg の全4品
<個性・特長>
もち性大麦はだか麦品種「キラリモチ」を 100%使用している点、兵庫県北播磨産のもち麦を使用している点。
<認証条件>
食品の安全に関する法令基準を満たす食品であること。食品の生産履歴が記録されており、消費者の要求に応じて開示できること。
2. 「北播磨のもち麦キラリモチ」について
「兵庫育ちのもち麦」に使用しているもち麦は、兵庫県加東市をはじめとする北播磨で栽培された「キラリモチ」です。
このもち麦は、2023年8月、「北播磨のもち麦キラリモチ」として兵庫県が認める「ひょうご農畜水産物ブランド戦略策定品目」に追加され、もち麦の品質向上とブランド認知拡大に取り組んでいます。
キラリモチはもち性大麦の品種名で、もっちりプチプチした食感と、従来のうるち性大麦と比較し食物繊維を多く含むことが特長です。
また、炊飯後褐変しないことから、従来品種より見た目が大幅に改善され、麦特有のにおいも少なく食味に優れています。
3. 加東市でのもち麦を通じた取り組み
<JA みのりと加東市でのもち麦栽培について>
加東市に本拠を置くJAみのりの協力を得て、2017年秋からもち麦栽培が始まりました。
2020年には、加東市内の作付け面積は約100haに増え、2021年には西脇市、多可町に栽培地を拡大。
現在では、全体で約 160ha でのもち麦栽培を行っています。
元々水稲の栽培が主な土地でしたが、コメの裏作としてシロガネコムギを作っているところがありました。
しかしシロガネコムギを裏作で作る際のデメリットは、収穫時期と田植え時期が重なることであったため、収穫がシロガネコムギより 2週間早いもち麦の栽培は生産者の大きなメリットとなり、もち麦の栽培が一気に拡がりました。
また、水稲と二毛作ができることから、収入がプラスオンになることも、生産者のメリットとなっています。