大豆ミートとは？大豆、お肉との違いを徹底比較！
お肉のように使えてお肉より低脂質＆食物繊維が摂れることで注目されている大豆ミートですが、蒸し大豆もたんぱく質や食物繊維が豊富＆アレンジの幅が広くて使いやすいのでおススメ！
お肉・蒸し大豆・大豆ミートを比べると栄養成分や製法、使い方がどう違うのか比較していきます。
1. 代替肉・大豆ミートとは
大豆ミート（ソイミート）とは、大豆を加工しお肉のような食感にした食材。お肉の代わりに、様々な料理に使うことができます。
お肉と比べてカロリー・脂質が低く、食物繊維が多いことから、健康的な食生活を目指す人に注目されています。
一般的な大豆ミートは大豆から油を搾り出して脱脂大豆を作り、粉末状に砕いてから高温・高圧をかけて成形しています。
固まりになったフィレタイプ、細かい形のミンチタイプ、水戻しせずに使えるもの、ハンバーグなどに加工されそのまま食べられるものなど様々な商品が売られています。
2. 栄養の違い
| エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 糖質 | 食物繊維 | |
| 大豆ミート | 104kcal | 15.3g | 3.0g | 6.2g | 5.9g |
| 蒸し大豆 | 189kcal | 16.6g | 9.8g | 3.2g | 10.6g |
| 牛バラ肉 | 517kcal | 11.0g | 50.0g | 0.1g | 0g |
| 豚ひき肉 | 236kcal | 17.7g | 17.7g | 0.1g | 0g |
| 鶏モモ肉 | 253kcal | 17.3g | 17.3g | 0g | 0g |
※大豆ミートは「粒状大豆たん白」の値を元にした3倍水戻しの計算値
お肉はたんぱく質がしっかり摂れる一方で、脂質が高いので、摂りすぎには注意が必要です。
大豆から作られる蒸し大豆・大豆ミートはたんぱく質はお肉と同等に摂れ、脂質は控えめ。さらに、お肉でにはない食物繊維が摂れるのが良いところです。
・食物繊維がとれる
・脂質が少ない
・植物性たんぱく質が豊富
・肉に比べて育てるのに必要な水の量が少なく、環境負荷が少ない
データ：バーチャルウォーター（環境省）
3. 作り方の違い
蒸し大豆の作り方
① 大豆を一晩水浸けする。
② 大豆を蒸す。
大豆ミートの作り方
① 大豆から油を搾り出して脱脂大豆を作る。
② 粉末状に砕く。
③ 高温・高圧をかけて成形する。
④ 乾燥させる。
（※搾油していない大豆を使った大豆ミートも販売されています）
大豆ミートは加工度が高いため、製造する時の環境負荷は高め。
蒸し大豆はシンプルな作りかたのため、環境負荷がより少ないと言えそうです。
4. おいしさ・使い方の違い
蒸し大豆は蒸すことで大豆そのものの甘さ・おいしさをひきたてているため、そのままつまんで食べてもほっくりおいしいところがポイント。
サラダやスープにそのままトッピングしたり、炒め物や煮物に入れてもおいしく食べられます。
また、ひきわりタイプの蒸し大豆は、ひき肉料理に混ぜたり、チャーハンやピラフのごはんに混ぜて食べることもできます。
大豆ミートは調理を前提としているため、そのままでは食べられません。
また、比較的安価な乾燥タイプは水戻しをする必要があります。
大豆独特のにおいがする場合が多く、風味もお肉とは違うため、しっかり味付けをする料理には向きますが、そのままトッピングしたり、薄味の料理に使うのには向いていません。
既にハンバーグなどに調理され、おいしく味付けされた手軽に食べられる商品も販売されています。
5. 原料の違い
大豆ミートは「大豆加工品」や、搾油したあとの「脱脂大豆」などが使われていることが多く、国内製造と書いてありますが、加工する前の大豆がどこで栽培されたかはわからないことも。
マルヤナギの蒸し大豆は北海道産大豆を100％使用。
食べるものの産地にこだわる方にも安心してお召し上がりいただける商品です。
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