1970年 カップ入り佃煮昆布「ボンカップ」
日本初のカップ入り昆布佃煮「ボンカップ」
今日の昆布佃煮の代表的な形態の一つであるカップ入りを、マルヤナギが初めて考案しました。包材業者にお願いして、昆布佃煮用に構造を工夫した新しい型をおこしてもらったのです。
また、中身の昆布佃煮も密閉包装のメリットを活かして、当時としては一歩先をゆく低塩低糖の味覚を実現し、バランスの良いおいしさと取り扱いの簡便さで一世を風靡するほどの空前の大ヒット商品となりました。
作っても作っても生産は間に合わず、たった1年間で36社が類似商品を出すなど、佃煮昆布業界の歴史に燦然と輝く記念碑的な商品となったのです。