最先端の排水処理施設で発電
マルヤナギでは令和2年度より、製品を製造する過程で出る有機物を含んだ排水を利用した発電に取り組んでいます。
当社が採用している装置(ICリアクター)は、食品工場や飲料、ビール工場などから排出される高濃度の有機性排水の処理に適した最先端の装置です。これまでの装置に比べて処理能力が格段に高く、排水中の有機成分を分解しバイオガス化することができます。このバイオガスを利用して発電し、循環型クリーンエネルギーとして供給しています。
仕様
・装置名:IHI-ICリアクター
・設置場所:マルヤナギ小倉屋 大門工場(兵庫県加東市大門67)
・発電開始時期:令和2年3月1日
・排水最大処理量:300t/日
・最大発電量1800kWh/日 (一般家庭の1,000軒分相当)
※IC(Internal Circulation)リアクターは、酸素を必要としないメタン生成菌群の「グラニュール」を利用したUASB(Upflow Anaerobic Sludge Bed)法をさらに発展させた高性能な嫌気性排水処理装置です。