節分に蒸し大豆を高齢者に寄贈しました

マルヤナギが高齢者施設に蒸し大豆をお届けし無病息災を願う

マルヤナギは高齢者の方にも節分を楽しんでいただき、大豆を食べて健康に役立てていただきたいと「おいしい蒸し豆 蒸し大豆」を高齢者向け施設にお届けする“節分に蒸し大豆を届けようプロジェクト”を2022年2月3日、初めて実施致しました。
ここではいただいたたくさんの嬉しいお声と共に、このプロジェクトをご紹介します。

蒸し大豆には高齢者の“健康課題”を解決できる可能性があります

高齢者は食事量が減り、特にたんぱく質が不足する傾向にあります。すると高齢者は筋肉が衰え運動・認知機能に影響が出ると言われており、世界各国で食事ガイドラインの改定が行われています。
また、高齢者は便秘になりやすく、厚生労働省の「国民生活基礎調査の概要（令和元年）」によると、65歳以上の女性では7.2％が便秘の自覚をしているという調査結果もあります。
たんぱく質、食物繊維が豊富で、開けてすぐに食べられる手軽さとおいしさで食生活に取り入れやすい蒸し大豆は、高齢者が抱える健康課題を解決できる可能性を秘めています。

お年寄りには節分の「煎り大豆」は食べづらい

邪気を祓い無病息災を願う「節分」は、古くからの日本の良き風習として、高齢者は子らに伝え、楽しみ、親しんできました。しかし、加齢とともに咀嚼（そしゃく）機能が低下するため、高齢者の中には節分の「煎り大豆」が食べづらくなる方も多いのが実情です。そのまま食べてもふっくらやわらかく、大豆本来の甘みと香りのある蒸し大豆なら、高齢者は安心して「食」を楽しむことができます。

全国から嬉しいお声が届きました

今回初めて蒸し大豆を給食に利用したという岡山県の「特別養護老人ホームますみ荘」。給食室長で管理栄養士の山下光さんは「そのまま食べてもふっくらと軟らかく、豆の甘みを感じられた。また皮が気になることなく調理できた。利用者の方からも『軟らかくて美味しい。いつもの豆と違う』と好評だった」と言います。

五目煮豆を食べる利用者の方
（岡山県「特別養護老人ホームますみ荘」）

福島県のA施設からは、「大豆は固いので、節分には使えないねと話している矢先でのモニター募集でした。本当にうちの施設で使えるのか心配でしたが、本当に柔らかくて、大豆のイメージがガラリと変わりました。施設長や理事長にもとても好評でしたし、なにより利用者の方がとてもよろこんでくださり、とてもよい節分になりました」という意見も頂きました。

その他にも全国から「栄養豊富でよい、調理せず使えるから便利」「節分で煎り大豆が食べられない利用者の方に節分らしさを感じてもらえた」など嬉しいお声が届きました。

今回、本活動を実施するにあたり、各都府県の社会福祉協議会や各新聞社様にご協力頂き、また多くの施設様からご応募頂き、無事お届けする事ができました。ご協力頂き、誠にありがとうございました。

関連項目：蒸し大豆は世界を救う